やわらか

「やわらか」

「しっかり」は支援の基礎となる部分ですが、 「やわらか」はご本人の楽しみや、障がい特性を含めた 「その方らしさ」を尊重して、表現として受け入れていきます。 また、法人全体のデザインや、プロダクトにも反映されます。

「しっかり」は、支援の手立てや根拠、プロの支援者としてのスキルについてでした。
対して、「やわらか」はそれ以外の部分です。
具体的には
・障がいを含めたその方らしさ
・その方が生み出す絵などの作品
・絵などの具体物だけではない、言葉、動き、こだわり、声など
・それらを活かす場面、機会
など

「しっかり」は方向性を定めるものでしたが、「やわらか」は逆に方向性を作らないようなイメージです。
福祉らしい「肯定と許容」から生まれた作品などを、福祉らしくないユニークさとお洒落なカタチで表すこと。
結果して、「誰もが気持ちよくなる」こと。

私たちは堅い支援だけではなく、その支援を何のために、どう表すのかも大切にしています。
その表れをカタチにする部門として、福祉法人としては珍しい「ハチエイチ」というデザイン部門が存在しています。

障がいのある方の表現を、「カタチ」にして伝えるプロジェクト。
大切にしているのは「その人らしさ」が感じられるものづくり。
ものづくりやイベントを通し、人・作業所・アーティスト・企業・学校などとの様々なつながりを生み出します。

8h = ハチエイチ = 8時間

働く時間がハッピーな時間であるようにとの意味が込められています。

主にお菓子の製造・販売、アート作品のグッズ化や、展覧会の実施などを行っています。

エシカファームのアーティスト達から日々生み出される絵達。 えごま油とその絵の原画を組み合わせて、何度も使える封筒を作っています。

「組み」「汲みあげ」「意を酌む」新たなつながり

ものづくりを通し、障がいのある人、作る人、使う人、もらう人、お店の人、企業の人、施設の人...人と人との多様なつながりを「組み」「汲みあげ」「意を酌む」プロジェクト。福祉施設で日々生まれる、行き場のなかった表現たちを「カタチ」にしています。